Sweet Ten Songs From "Darling".
003 -- 2320
1981年11月生まれ。170cm,、62kg、視力2.0、ムシ歯なし、テレビ見ません、タバコ吸いません、お酒は飲みます。スピーカーとカメラをもって、外に出ます。 主に川辺とか野原とか山の中とか。 2320.jp

 

■ Tighten Up / Jamiroquai

Jamiroquai から好きな曲を選ぶときりがないので初期のカバー曲を選んでみました。CD での収録は93年にフランスで発売されたシングル盤ボックスセットにテレビライブ音源あります。

Tighten Up は Archie Bell & The Drells がオリジナルとのことですが数百とカバーがあるので自分の好みを探すのも楽しいです。今きれいな音で聞くなら The Bamboos が楽しいです。

高校大学の頃は、Acid Jazz, 2 Step を田舎貧乏の身ながら聞いてました。Jamiroquai, Brand New Heavies , Incognito とか、懐かしいです。こちらの映像は川崎クラブチッタにて93年のライブ。

 

■ Party People / The Sound Stylistics

収録は Play Deep Funk / The Sound Stylistics です。Jamiroquai は90年代前半の UK Acid Jazz シーンの稼ぎ頭ですが、その Acid Jazz シーン、腕利きのプレイヤーが多いので、ここに集まって JBs ばりのファンクをやってみました。

James Taylor (JTQ) , Neil Robinson (JTQ) , Jim Watson (Incognito) 、 Mark Van der Gucht (Galliano) 、 Eddue Roberts (New Mastersounds) 、 Simon Lee (Dr.Seuss) 、 Andy Ross (The Herbaliser) 、 Mike Smith (Jamiroquai) 、 Nichol Thompson (Brand New Heavies) 、 Snowboy というメンツ。高校の頃は Sly & The Famiy Stone , KC & The Sunshine Band , Earth Wind & Fire なんかも好きでした。最近インストファンクがきれいな音で聞ける、たのしいCDが Mountain Mocha Kilimanjaro , The New Mastersounds と2枚出ました。

 

■ Shot In The Dark / 東京スカパラダイスオーケストラ

収録はスカタライツのトリビュート盤です。スカのオリジネイターである The Skatalites の曲をスカパラがカバー。

自分がスカパラ好きな理由は、古典からいろいろカバーしているから。それが悪くならず、楽しく聞かせてくれるからだと思います。だからスカパラのアルバムでは、 Gunslingers が好きです。

■ A Night In Tunisia / Dizzy Gillespie

上のスカパラカバーでさんざん出てきた Dizzy Gillespie です。歴史的には be bop, Latin Jazz の祖とされているようです。上向きベルの怪しいトランペット使い、吹くときに異常にほっぺが膨らむおじさんです。

中学の頃は父親のCD棚からこの手の曲を聴いてました。入り口は吹奏楽部→ Big Band Jazz という所だったと思います。チュニジアの夜だけでも Bud Powell, Art Blackey Quintet, Sonny Rollins, などなどいろいろありました。ただ、当時はまだモダンジャズは難しく、ビッグバンドの明快さが好きで聞いてたような気がします。後に Brian Setzer が Brian Setzer Orchestra を持ったときに喜んでしまったのはこの頃のせいです。

 

■ +Tras / Battles

収録は B EP / Battles です。変拍子、人力、高速のプレイはライブになるといっそうタイトになります。最近音沙汰ないですね。どっか行っちゃったのかな。

この手の曲とか、ノイズミュージックとかを抵抗なく聞けるのも、もしかしたら高校時代にさかのぼるのかもしれません。吹奏楽を少しコアにやった事ある人ならわかるかもしれませんが、この世界にも現代音楽という変態音楽が存在して、かなり無茶な事をしています。8分の5拍子とか12分の7拍子とかも存在するし、変拍子、無拍子、譜面とビートのポリリズム、なんかもあります。それを実際に80人90人単位で、5年以上演奏していたので、そんな気持ちよさとかトランス体験とかがまだ身体にあるのかなと思ったりします。

 

■ Yukemuri Dub / Little Tempo

リトテンのダブは、オーバーダブしてないので(ん?)すんなり耳に入ってくる気持ちのいい物です。Kedaco Is Born でよく眠ります。日本でダブというとこだま和文さんになるんでしょうか、きちんとオーバーダブの Kodama And The Dub Station Band も好きです。ライブ中は酔っぱらい過ぎでちょっとイラっとすることもあります。Little Tempo のアッパーサイドも好きです。Musical Brain Food とかライブでやったらそうとう踊れます。山と海の Over The Rainbow のアレンジがゆるくて少し悲しかったです。

 

■ おむかえ(robe) / Rei Harakami

収録は わすれもの / Rei Harakami です。
最近のハラカミさんはアンビエンス→ブレイクビーツという流れじゃなくて、アンビエンス→テクノな流れが多いのですか?

やっぱりこのサウンドは他に無いと思うし、ポリリズム・シンコペーションをの使い方がとても効果的で、気がつけば踊らされてる事が多いです。深夜の野外でハラカミさんのライブを見たいと思ってますが、まだ出来ずじまいです。Rei Harakami は他人の曲をたくさん リミックス してますが、一番よかったのは、こちらです。CD化されないのが残念です。
あなた Vocal: Cha pari / Arr: Rei HarakamiTVCM 日立 Next MADE IN JAPAN ITマンション「番犬」篇

 

■23 seconds / Cobblestone Jazz

収録は 23 seconds / Cobblestone Jazz 。ライブ盤と2枚組でお買い得です。ミニマルテクノの行き着いた1つの形として、2007年いろいろなところでプレイされまくった、らしいです。現場にいないのでわかりません。ミニマルテクノのストイックな減算のいいところを貰いながら、Jazzのように生音の暖かさがあるのが好きです。3人が楽器・機材を持ち寄ってフリーセッションで作るからなんでしょか。ミニマルおよびテクノについて、ひとつわかりやすい文章がありましたので引用しておきます。

『どこが違うのか分からないぐらい微細な差異を孕んだループの反復こそが、Technoミュージックの快感であり、真髄だと思います。目を閉じれば - 一部省略 -「リズムだけの、この意識」に「なる」世界。では、Technoが最も嫌うことはなんでしょう。それはきっと同一性=違わないこと、じゃないでしょうか?例えば、ライヒのミニマルは絶えず自らズレを生み出し、ズレそのものが曲をDriveさせるスリリングな原動力となります。』

■ Wataridori 2 / Cornelius

収録は Sensuous / Cornelius です。groovisions の映像もとてもきれいです。相殺周波数の事まで気にしながら、音波を構築していく小山田おじさんの病的な部分がおもしろいのかもしれません。それを密室で作り上げるだけじゃなくて、実際に人力で演奏するあたりもまたおもしろいのかもしれません。Wataridoriはギターとキーボードにきれいに1.5拍ディレイをかけてますが、同じ過剰ディレイで Manuel Gottsching を思い出しました。
国際フォーラムで Cornelius を聞いたときも、Metamorphose 08 で Gottsching を聞いたときも、両方気持ちよかったです。

■ Rez/Cowgirl / Underworld

収録は Everything, Everything / Underworld です。

今回の10曲を選ぶときに、いままでで1番聞いたフロアアンセムって何だろうと思い直したら、この曲でした。ケムズでもダフトでもノーマンでもデリックでもなくて、Underworld でした。ただ現場で聞いてた訳じゃなくて、ヘッドホンからの話ですが。初めて生で聞けたのは去年の11月の幕張。こちらの映像は2003年のフジロック。

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