皆さんこんばんわ。imocoです。 2008年夏の終わりに選んだ10曲は謀らずもこんなラインナップとなり、センチメンタリストの名を欲しいままに致した次第。秋も深くなるこの時期、幸せなあなたもそうでないと思っているあなたも、冬に向ってレッツセンチメンタル!
■ 木綿のハンカチーフ / 太田裕美
都会の絵の具に染まった俺です、どーも。故郷に残して来た恋人とか居ませんでしたがw
昭和の歌謡曲のなかでも屈指の名曲。曲自体は知っていたけど、初めて意識して聴いたのは、scudelia electro当時の石田ショーキチの荻窪新星堂で行われたイベントでの弾き語り。女性ボーカルの昭和歌謡曲を男性がカバーするという形態に弱いので、いたく感銘を受ける。それ以後暫く、カラオケで歌っては泣き、歌っては泣きを繰り返して、今に至るw
自分は3番あたりからじわじわきます。男の馬鹿っぷりと、女の子の強がりっぷりが、遠距離恋愛を通してすごく解り易く語られる上に、軽快なメロがその双方に拍車をかけてる。凄い曲だと思います。さすが昭和を代表するヒットメーカー(詞:松本隆/曲:筒美京平)の作品だけある。そして、誰のカヴァーよりもオリジナルが好き。
NHKのポップジャムが土曜の夕方に放送されていた当時、出かける直前に聴きかじり、ビデオも録ってなかったのに強烈に憶えてて。多分出掛けにバンド名だけ必死で記憶したような気がするwしかも実はそのときタイトルは憶えてなかった。その後何年もフライングキッズの曲としか記憶してなくて、誰に訊いても解らなくて(周りにファンがいなかった!)、カラオケにも入ってなくて。
そうこうしてるうちに近年「サーフライダー/MCU feat. 浜崎貴司」がsakusakuのエンディングだった時にこのことを思い出して、ググればなんでも判るこの時代になってようやく調べて、やっと曲名ゲット!実に10余年越しの再会。
そして今年、ベストアルバム購入によりやっと音源ゲット!いやー甘酸っぱい、そして何気にバブリー!さすがイカ天出身バンド。キャッチーな曲ばかりが表に出てきていたので、稀代の変態バンドだなんて知らなかったw
「アロウズでこれ選ぶか!」 ええ、ナイトコールよりも、マストピープルよりも、これ選びます。やっぱり吹奏楽畑に身をおいた人間ですので、遍くホーンの元気な曲には弱い!てかこの曲の高揚感ったら半端ない!
中でもこれはイントロのフレーズ、というかもうこの曲を象徴するファンファーレが好き過ぎて、鳴ると顔がにやけてしまうwwwじっとしていられないというか、体を動かさずにはいられないというか、踊るというか暴れたくなるwwwまさに血沸き肉踊る1曲。 そしてこのハッピーチューンに同居する詩の哀愁みたいな物がまたグッと来る。
"僕らはいつでもダンスホールミュージックLOVER!"
■ Tide of memories / THE JETZEJOHNSON
ジェッジの最初のメジャーリリースMAXI。
aokieriが激押しするジェッジとはどんなもんかのう、と足を踏み入れたらえらい沼でしたw今ではすっかりタイド病です。
サビの「君に宿る光が消えかかるその時も/年老いた君の手を離さないように」などとにかく全編力強く、何があっても愛しい相手を守りたいと言うことを詠っているのだけど、「君の笑顔に守られるように/僕は強さを探し求めた」と言う一節がこの曲の真理としてあるのではないかと。荒々しいギターサウンドに乗るピアノの美メロがその辺を物語ってるのではないかと。
あとライヴで観た、この曲を歌う藤戸じゅにあの鬼気迫る感じがとても印象に残ってます。
この曲を聴いて何度泣いたことか!とにかく秋口になると思い出さずにはいられない1曲。
「9月は静かに閉じる」「カシミアの衣擦れ」など響きの美しいフレーズが随所にちりばめられ、石田節ここの極まれり!と勝手に思っているw
またこの繊細な歌詞が印象的なピアノと雄弁なシンセ音が相俟って、それを重厚なリズムサウンドががっちり纏めてる、何を言ってるのか解らねえと思うが考えるんじゃない、感じるんだ!
夏が終わって、夕方になるとどうしようもなく胸を掻き毟られる様な空気が漂う頃にピッタリ来すぎて困る。秋の風を感じる頃には、イントロのけたたましいピアノが脳内ヘビロテwピアノで弾いてみようとしたが、2小節で挫折した次第ですwww
スパイラルと出会ったのはガチなクリスマスソング「Dream all day」をBSの番組で観た時。あまりにも美しいハーモニーで歌い上げるその男性デュオ、特に石田氏の高音域にハートを打ち抜かれ、実家の階段を駆け上がって自室にある音楽雑誌(PATIPATI/GB/B-PASS)から情報を拾い集め、その日のうちに「Dream〜」のシングルと、当時の新譜2ndアルバムを購入。とにかく聴きまくった。
すっかり石田節にメロメロになってしまった中学生の自分。中でもメルヘンというか神話的なフレーズが続くこの曲、「幾つもの時間の矢を放って/君は光をひとしずく落とした」なんてどうしたらこんな歌詞が書けるんだろうと、石田氏が雑誌やラジオで触れる本を読み、ビートルズをかじり、カップラーメンを食うw中二病が炸裂した時期ですwwwこんな時期が私にもありました。
ちなみに、今までの人生で唯一ファンクラブに入ったアーティストですw ちなみにちなみに、黒セルフレメガネに異常反応するのは言わずもがな石田氏の影響であることは疑う余地もありませんw
写実的な歌詞が多いミドリカワ書房楽曲ですが、この曲の穏やかなメロディーと淡々とした語りの中に展開されるストーリーになんとも切ない気持ちになる。またこのタイトルが。何を語るよりも、曲をじっくり聴いてもらえれば全て伝わると思います(どの曲でもそうだと思うけど。PVに1番は収録されていません。歌詞は以下の通り。この世界観を持って、PVをご覧下さい。
そろそろ朝刊が来たかな? ポストの中に手を伸ばした いつもと同じ 気分が暗くなるニュースばかりだ そろそろ朝餉の時間だな ヨウコさんがやっと起きて来た マサシも寝ぼけ顔 ネクタイを締めてる 早く座りなさい 腹が減った
ばあさんはまだ寝てるのですか ヨウコさん ヨウコさん まあいいか お先にいただきましょう ほらケンちゃん ジジと一緒に食べよう
結成当時のメンバーは既にギタースケルトンこと千葉氏(ex.テルスター、ザ・ガールハント)を残すのみとなった現在ですが、如何せんもうひとりの結成メンバーは某アジカンの後藤氏です。そして今ではジャイアントステップの南雲氏など、地味にすごい経歴と実力を持つバンド。
「ありきたりな幸せでなんとか行けそうです/躓きながらもそう思えるのです」 そうそう、そうなんです。多くは望まないんです。 「使い古された一度きりの言葉を/ふざける事無く信じてくれないか」 こんな不器用な愛情表現、萌えない訳が無い!wまた曲調がやんちゃなもんだから、余計にね。厩橋を渡りながらこの曲を聴いて毎朝泣きそうになっていた、そんな時期が(ry。
前述のスケルトンズ千葉氏が所属するもうひとつのバンド。へたれ恋愛ソングに定評のあるガルハンの、とにかくいつまでも諦められない情けなくて痛々しい片思いの曲。
「心をぎゅっと掴まれちゃって」「キミの気持ちすら関係ない/ひとりで勝手にドキドキしてる」これ以上的確な片思いの表現があるだろうか。
「嘘かどうかを確かめたくて/何回も自分で傷つけてみんだ」とか、「「待っている」と歌った時と/実は何も変わってないけれど/何となくそれで良いんじゃないかと思ってるんだけど」とか、心当たりがあり過ぎて死にたくなるwガルハンの曲はどれもこれもヘタレっぷりが自分規格過ぎて…愛しすぎるバンドです。特にマスザワ氏(勿論メガネ。
かつて局地的に一時代を築いたYogurt-Poohというバンドが居りました。シモキタ界隈が元気だった当時の、関西発バンド。3ピースな形態では、初めて好きになったバンドかも。東京に来るまでは、良いバンドだったのになあ…。
トラックタイムが13分以上ありますが、後半は無音です。でも放置してると最終的に心臓に悪いですw 2人の距離感を巧妙に言い表した歌詞と、抑揚の激しいサウンドが身に染みる。「こんなに重ねた年の所為さ」なんて言ってるけど、ああ、若いなwなんて今になって思う。「言葉にできない程好きでした」そんな時期が(ry。
自分の言葉にできない想いは、音楽の力を借りれば伝わるだろうか。 その辺を試してみたいので、12/6はアナタが逢いに来てくれることを願います。